技術力

施工の技術力が高いことは優良な工務店を選ぶ際の最重要項目です。

なぜなら、技術力が低いとせっかく住んでいてもすぐに住めない状態になるトラブルが多発するからです。

例えば窓枠や壁板にほんのわずかでもズレがあると住み始めは何もないでしょうが、数年後に浸水や雨漏りといったトラブルに見舞われてしまいます。

しかし、技術力の高い職人がそろっていれば何年経っても頑丈でトラブルの少ない注文住宅を作ってくれるので、技術力を確かめるのは重要です。

性能

使っている素材1つ1つの性能をチェックするのも重要です。
技術がどんなにあっても素材が悪ければ技術を最大限にまで引き出すことはできません。

例えば耐熱性、耐震性に優れた素材を提供できるメーカーと工務店が契約していれば優れた素材で注文住宅を作ってくれるので、より住みやすい家を作ってくれるでしょう。

デザイン・設計力

注文住宅のデザインや設計力の高さはチェックしておきましょう。

希望の間取りや付けておきたい機能などをカスタマイズできるのが注文住宅ですが、使える面積や費用は限られています。
その限られた面積や費用の中で自分の好みやセンスに合った施工ができるかどうかのチェックは必要です。

実績や過去事例を見て自分の好みやセンスに合っている工務店であれば実現したいデザインに近づけることができるでしょう。

事業内容・会社の体制

会社がどのような体制を整えているのか、また事業内容についてあらかじめ把握しておきましょう。

優秀な工務店は腕のいい職人を正社員として雇用しています。
これはコストがかかる反面、安定した技術をクライアントに対して供給できることを意味しているので、会社の雇用体系を調べるだけでも技術力の高さがわかるのです。

また、年間の施工数や経営状況がよい会社であれば、安定した経営をしていることの証明でもあり、安心してアフターメンテナンスを頼めるでしょう。

理念・哲学

他の会社と比べて工務店の理念や哲学は調べておきましょう。

なぜなら理念や哲学を知っておくことで作りたい注文住宅の方向性のズレを無くせるからです。

例えばおしゃれな注文住宅にしたのであればデザイン性を重視している工務店を選ぶといった具合です。
方向性を合致させることでより完成度の高い注文住宅にできるので、理念や哲学はあらかじめ調べておくようにしましょう。

コミュニケーション能力

家づくりは技術だけあればいいものではありません。クライアントとのコミュニケーション能力も同じくらい重要です。
家づくりにおいて素人であるクライアントの要望を引き出しつつも限られた予算で、できることを提案して理想に近づけられるのが優秀な工務店です。

コミュニケーションを取りやすい雰囲気を作れる工務店であれば意見を言いやすく、お互いにポジティブな関係にできるので、理想の家に近づけるでしょう。

口コミ・評判をチェックする

工務店の口コミや評判はチェックしておきましょう。

口コミや評判というのは実際にその工務店に依頼した人が書き込んでいるので、非常に参考になります。

実績のような数字に表れるものは工務店の公式サイトを見ればわかりますが、コミュニケーション能力や家ができあがった後の感想などは口コミや評判からでないとわかりづらいです。

家づくりは何度も工務店と相談をしながら作り上げていくものなので、口コミや評判はしっかりとチェックしておきましょう。

工務店の公式サイトをチェックする

工務店の公式サイトは必ずチェックしておきましょう。
なぜなら公式サイトからは色々なことが読み取れるからです。

例えば企業理念や自社の強み、雇用体系、実績などが書かれているので、注文したいデザインを実現できそうなのか、腕のいい職人を多く抱えているのかなどが推察しやすいです。

ただし、一般的にはネガティブな情報は載せないので、口コミや評判と併せて確認するようにしましょう。

有資格者の在籍数をチェックする

有資格者の在籍数をチェックするのもおすすめです。
建築士や施工管理技士の資格保持者を多く抱えている工務店であれば、資格者がいない工務店と比べて品質の安定感が高い証明になるからです。

もちろん有資格者が多いからといって品質が必ず高いという訳ではありませんが、目安の1つにはなるでしょう。

対応エリアをチェックする

依頼しようとしている工務店の対応エリアをチェックしておくようにしましょう。
自分が建てたいエリアの地元に工務店があれば地元の評判につながるので、より責任感のある仕事をしてくれる可能性があります。

また、工務店と建設地が近ければ工務店も管理しやすいので管理コストを抑えられて、アフターメンテナンスにも素早く対応できます。可能ならば建設地から近い工務店を選びましょう。

自社設計・自社施工であるかどうかチェックする

自社設計・自社施工であるかどうかはチェックしておきましょう。

工務店の中には契約だけ取って実際の建設は下請け会社に流してしまう所があります。
契約を取っても自分で建てられない工務店では何かあった時の責任所在で揉める可能性がありますし、中間マージンが発生する関係上、費用も割高になります。

高い金額で質の低い注文住宅になる可能性があるので、自社設計・自社施工の工務店に依頼するようにしましょう。