【宇都宮・健康診断】35歳以上の健康診断について

35歳以上で健康診断の項目が異なる理由

最も大きな理由として、医療費の増加があります。日本では急速な少子高齢化や生活習慣の変化に伴い、疾患構造が変化しています。がん、うっ血性心疾患、脳血管疾患、糖尿病などの生活習慣病の割合が増加し、国民医療費の約3割がこれら生活習慣病に係る医療費となっているのです。
生活習慣病は特に40歳以上の方が多く発症していることから、40歳以上を対象とした特定健康診査・特定保健指導」により生活習慣病の予防が行われています。40歳以上になると様々な疾患の発症リスクが高まるため、節目年齢となる35歳になったら身近に潜む健康リスクを再確認するためにも、検査項目を増やして健康診断を行うことが大切です。

追加したほうがよい項目について年齢別にご紹介

健康診断を受ける際、自分の年齢に合わせて項目を追加するのがおすすめです。年齢によって、追加したほうがよい項目は異なります。

・30代
上述したように、30代は将来発症する可能性が高い生活習慣病のリスクを考慮して、血液検査（空腹時血糖・脂質・γ-GTP）を追加しましょう。また、消化器系がんの発症を考慮し、胃カメラや大腸カメラ、便潜血反応検査を受けることをおすすめします。女性の場合、これに加えて女性特有の疾患である乳がん検診・子宮がん検診を受けましょう。

・40代
40代は20代・30代での暴飲暴食の影響が出始める年代です。自覚症状なく、急に症状が現れる場合もあります。この年代は特に生活習慣病の早期発見や対策として、肝臓・すい臓・腎臓など内臓系疾患を調べる腹部超音波検査の受診が推奨されます。
また、30代と同様に空腹時血糖値や血中脂質、r-GTPなどの肝機能値のチェック、胃カメラ・大腸カメラ・便潜血官能検査を受けましょう。

・50代
50代になると生活習慣病やがんに加え、心筋梗塞や脳疾患などのリスクも高まります。そのため、血圧や血糖値、肝機能値、血中脂質など動脈硬化に関連する値に注目しましょう。また、転移しやすく初期症状が出にくい前立腺がんを早期発見するため、「腫瘍マーカー」による定期的なチェックもおすすめです。

宇都宮で健康診断をお考えの方は、つちだ内科クリニックをご利用ください。生活習慣病や各種がんなどの早期発見・早期治療はもちろんのこと、病気そのものの発症を予防することを目的として、各種健診を積極的に行っております。獨協医科大学病院をはじめとした地域の基幹病院と連携しており、再検査や精密検査が必要な場合はご紹介することが可能です。まずはお気軽にご予約ください。